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社会

2021年11月30日

シンガポール航空の乗客2名、新たな変異株「オミクロン株」の陽性反応

 11月29日(月)、シンガポール航空のフライトで新たな変異株「オミクロン株」に感染した2名の乗客は、ヨハネスブルグから旅行しており、シドニーへのトランジット中であったと、シンガポール保健省(MOH)が発表した。
 
 また、ニューサウスウェールズ州保健省(NSW Health)は、11月28日(日)にシンガポール航空SQ211便でアフリカ南部からシドニーに到着した2名の旅行者が、オミクロン株の陽性反応を示したことを確認した。この旅行者は、11月27日(土)に南アフリカのヨハネスブルグからSQ481便で出発し、同日、乗り継ぎのためにチャンギ空港に到着したが、出発前のCovid-19検査では陰性であったという。
 
 MOHは先週金曜日、ボツワナ、エスワティニ、レソト、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ、ジンバブエへの最近の渡航歴を持つすべての旅行者に対し、先週土曜日午後11時59分以降、シンガポールへの入国および通過を禁止すると発表したが、このフライトは、入国禁止措置がとられる前に到着した。
 
 MOHは、ほとんどの旅行者は、11月28日(日)にシドニーに向けて出発するまで、チャンギ空港のトランジットエリアに留まっており、シンガポールに入国したり、チャンギ空港内の他のエリアを訪れることはなかったという。
 
 同便の乗客のうち、7名は下船してシンガポールに入国したが、6名は現在、専用施設で10日間の自宅待機通知(SHN)を受けており、ポリメラーゼ連鎖反応によるCovid-19検査を実施する予定。乗客1名はフライト中の感染者との密接な接触者であり、隔離されている。
 
 感染者と一時的に接触した可能性のある空港職員については、接触者の追跡調査を継続しているという。また、2名の患者が検出されたシンガポール発シドニー行きのフライトで勤務していたシンガポール航空(SIA)のスタッフは全員、自己検疫を行い、この病気の検査を受けることになる。

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