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社会

2021年11月16日

新Dine-inルールを歓迎するホーカーズ、座席数減への懸念も

 ホーカーセンターやコーヒーショップの出店者たちは、11月末までに完全にワクチンを接種した世帯員が5人までのグループで外食できるようになるという動きを支持しているが、一部の人は全体的な収容人数の減少や複雑な座席配置に懸念を示している。
 
 Yuhua Village Market and Food Centreの協会会長であるヴィンセント・ゴー氏(60歳)は、ホーカーセンターの全体的な収容人数が減少し、安全な距離を保つための措置を取りながら、2人用と5人用のテーブルを混在させることになるだろう。私たちのホーカーセンターは30年以上前に建てられたものなので、300ほどあるテーブルはすべてお互いにかなり接近していいる。もし5人用のテーブルがあれば、隣のテーブルは近すぎて閉めてしまうことになると、以前のCovid-19対策では5人での食事が可能だったという経験を参考にしているという。
 
 11月15日(月)、シンガポール保健省 (MOH)は事業者と協力して、ホーカーセンターやコーヒーショップで予防接種を区別した対策を実施していると発表した。食事をする人はSafeEntryでチェックインする必要がある。
 
 MOHは、アクセスコントロールとチェックシステムを導入した最初のグループのホーカーセンターでは、11月末までに同一世帯の5人までのグループでの食事の受け入れを開始するとしているが、詳細は明らかにされていない。
 
 マリンパレード商店会の会長であるThya Boon Hin氏(55歳)は、利用者を2人1組に限定した方が全体の収容人数が増えてビジネスに有利になるとしながらも、5人に拡大することで多くの家族にメリットがあることを認めている。
 
 しかし、すべてのホーカーセンターが同じ問題に直面しているわけではない。
 
 例えば、ジュロン・イースト・アベニュー1の347ブロックにあるYuhua Market and Hawker Centreには、約150のテーブルがあり、数年前に大規模な改装を行った後、高齢者や車 椅子の人が通りやすいように、テーブルの間隔を広げた。
 
 Yuhua Market and Hawker Centreのアソシエーション・チェアマンであるマダム・カーニー・ガイ氏(71歳)は、もしガイドラインが以前のように5人での食事を許可するものであれば、150のテーブルのほとんどは定員の制限を受けながらも使用できるだろうと述べた。

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