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経済

2021年11月11日

9月の鉱工業生産2.5%増、3ヵ月ぶりプラス

 マレーシア統計局が11月9日発表した2021年9月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で2.5%上昇した。上昇は3ヵ月ぶり。7〜8月は新型コロナウイルス対策の活動制限が強化された影響で落ち込んでいたが、制限の緩和に伴い経済活動が活発化した。
 
 業種別では電力(0.4%上昇)が4ヵ月ぶりのプラスに転じ、製造業(4.0%)は2ヵ月連続のプラスを維持。一方、鉱業(3.0%低下)は前月に続き落ち込んだ。製造業では、7分野のうち3分野がプラス。主力の電気・電子製品(12.3%上昇)が大きく伸びた。一方、自動車を含む輸送機器(12.7%低下)は引き続き低調だった。
 

■製造業売上高6.8%増


 統計局が同日発表した21年9月の製造業売上高は、前年同月比11.6%増の1,353億リンギ(約3兆6,800億円)だった。増加は16ヵ月連続。7分野のうち5分野がプラスで、石油・化学・ゴム・プラスチック(29.2%増)の伸びが大きかった。電気・電子製品(10.8%増)も2桁の拡大。一方、輸送機器(9.8%減)は前年割れが続いている。
 
 製造業の従業員数は1.6%増の223万1,406人。支払われた労賃は3.6%増の74億7,880万リンギ(1人当たり3,352リンギ)だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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