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経済

2021年10月21日

9月新車販売は前月比2.5倍、前年比では2割減

 マレーシア自動車協会(MAA)が発表した2021年9月の国内新車販売台数は4万4275台となり、前月比で153.0%増となった。前月を上回るのは3カ月連続で、いずれも3桁増。6月からのロックダウン(都市封鎖)で営業を停止していた都市部のショールームが8月半ばから再開し、急速に回復している。ただし前年同月比では23.3%減で4カ月連続の前年割れとなっている。
 
 セグメント別にみると、乗用車は前月比154.3%増の3万8,315台(前年同月比25.5%減)、商用車は17.9%増の5,960台(144.7%増)だった。
 
 1〜9月の販売台数は31万8,874台で、前年同期から7.3%減少。乗用車は9.4%減の28万2,992台、商用車は13.6%増の3万5,882台だった。
 
 MAAは、10月の自動車販売がさらに回復すると予想。活動制限の緩和で経済活動が活発になっているほか、自動車メーカーが生産を増やしていることも背景にある。
 
 国内では新型コロナウイルス流行の影響で6月初めから全国的なロックダウン入りし、同月の販売台数は276台にとどまった。7月にはサバ州とサラワク州でショールームの再開が認められたことで2775台に回復。8月半ばから大都市でも再開したことで、その後回復が加速している。
 

■生産は前月比3.3倍


 9月の国内生産台数は前月比229.3%増の4万5,972台(前年同月比11.6%減)だった。4万台を超えるのは4カ月ぶり。乗用車は230.0%増の4万2,556台(14.8%減)、商用車は221.1%増の3,416台(69.0%増)だった。1〜9月の生産台数は前年同期比3.8%減の30万3,996台。乗用車は6.1%減の28万1,621台、商用車は40.0%増の2万2,375台だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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