Covid-19の未接種者に対する厳格な規則が施行される

　10月13日（水）以降、予防接種を受けていない人はホーカーセンターやコーヒーショップで食事をすることができなくなる。同様の規制は、ショッピングモールやイケアなどの大型店舗でも1週間後に実施されるが、当局は、医療や保育サービスを必要とする未接種者には例外を設けるという。ただし、そのようなサービスを必要としていることを証明するものを提示しなければならないと、シンガポール貿易産業省 (MTI)とエンタープライズ・シンガポールは、10月12日（火）に共同声明を発表した。
 
　ワクチンを受けていない人の例外は以下の通りである。
 
– このような施設で医師、歯科医師、登録された伝統的中国医学（TCM）の施術者による治療を必要とする人、およびそのような人の介護者。入館には、手紙、Eメール、SMS、予約カードなどの予約証明が必要。
 
– 保育園やチャイルドケアセンターに子供を送り迎えする介護者。入館には、プリスクールやチャイルドケアセンターからのサポートレターが必要。
 
– 12歳以下の子供。
 
– 予防接種を受けていない方で、Covid-19から回復した人。証明には、TraceTogetherアプリまたはトークンを使用するか、有効な退院メモまたは保健省の免除通知に政府発行の写真付きIDを添付。
 
– イベント前のPET検査で陰性となったワクチン未接種者も、アクティビティやサービスが行われている間は入場が許可される。
 
　このような場所で働くワクチン未接種者は、すでに週2回の検査を受けることが義務付けられているため、「この方針がさらに見直されるまで」職場へのアクセスは継続されるという。これには、フードデリバリーの担当者や第三者との契約スタッフなど、仕事のためにそのような建物を訪れなければならない人も含まれる。
 
　Covid-19から回復したワクチン未接種者も同様に、イベント前の検査結果が陰性であることを証明する書類を提出することで、イベント期間中はそのような場所への入場が認められる。また、ワクチンを接種できない12歳以下の子供も、この規則の対象外となる。
 
　ショッピングモールでは、10月13日（水）から利用者のワクチン接種状況を確認することが義務付けられるが、1週間の猶予期間中は条件を満たしていない人でも入店することができるが、入店者に新しいルールを伝える必要がある。
 
　10月12日（火）、グレース・フー持続可能性・環境大臣は、ホーカーセンターやコーヒーショップでの予防接種区別ルールの実施について、現実的なアプローチをとる。ホーカーセンターではすでにアクセスコントロールが行われているが、コーヒーショップでは、シングルアクセスポイントや強制アクセスポイントを導入したり、敷地内にフェンスを設置したりする必要はない。なぜなら、コーヒーショップに単一のアクセスポイントを設置し、それを管理するための人員を配置することは、運用面で困難を伴うと述べた。
 
　その代わりに、屋台の経営者は、自分の屋台で顧客の予防接種状況を確認し、予防接種を受けていない人には、食事をすることができないように注意するという。今回の措置では、ワクチンを接種していない人や一部の人は、これらの場所で持ち帰り用の食品を購入することしかできない。
 
　当局は、この規則が確実に実施されているかどうかを確認するため、ホーカーセンターとコーヒーショップの両方で抜き打ち検査を行う予定だという。
 
　シンガポール国家環境庁（NEA）とシンガポール食品庁（SFA）によると、各機関は、ピーク時やワクチンを接種していない高齢者が多く集まるホットスポットを中心に検査を行う可能性があり、今後それぞれ町議会やコーヒーショップの経営者と協力して、利用者にこれらのルールをアドバイスする人員を配置する予定だという。
 
　グレース・フー氏は、今回の取締りは選択的かつ現実的なものであり、ワクチンを接種した大多数の食事客に迷惑をかけるものではない。取締りチームが巡回し、特定の時間に特定の食事客にワクチン接種の状況を尋ねて、ワクチンを接種していない人には、忠告を行い、名前を控える。もし、引き続き食事をする場合や忠告後、何度も来店する場合は、罰金を科す。特に混雑しているホーカーセンターでは、必要に応じて座席やテーブルの数を増やして、食事をする人と屋台の人との間に安全な距離を確保する。私たちがやろうとしているのは、ワクチンを接種していない高齢者がコミュニティスペースで一緒に過ごすのを阻止すること。深刻な病気から高齢者を守るためだと強調した。