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経済

2021年10月12日

シンガポール航空グループ、ワクチン接種済トラベルレーン(VTL)の対象拡大

 10 月 9 日(土)、シンガポール航空グループ(本社:シンガポール、CEO:ゴー・チュン・ポン)は、ワクチン接種済トラベルレーン(VTL)の対象を 14 都市に拡大することを発表した。
 
 シンガポールでは 2021 年 9 月からブルネイとドイツを対象に隔離措置を免除しているが、新たにカナダ、デンマーク、フランス、イタリア、オランダ、韓国、スペイン、英国、米国の 9ヵ国が追加となったことを受けての今回の発表である。
 
 シンガポール航空は、2021 年 10 月 19 日(火)から、アムステルダム、バルセロナ、コペンハーゲン、ロンドン、ロサンゼルス、ミラノ、ニューヨーク、パリ、ローマ線で、2021 年 11 月 16 日(火)からソウル線で VTL の対象となるフライトの運航を始める。現在シンガポール航空は、バンダル・スリ・ブガワン(ブルネイ)、フランクフルト、ミュンヘンで VTLの運航をしている。
 
 また、シンガポール航空グループのスクートは、2021年 10月 20日(水)よりベルリン線で VTLの運航を開始する。
 
 14 日間の渡航履歴の要件を満たしている場合には、渡航者は VTL の対象となっている複数の国を移動(乗り継ぎを含む)することが許可される。例えば、シンガポールからパリそしてパリからアムステルダムへのフライトを利用する場合、アムステルダムからシンガポールへのフライトも VTL の対象となり、シンガポールに帰国後、シンガポールでの隔離が免除される。
 
 しかし、シンガポールから東京を経由してロサンゼルスへのフライトを利用する場合、ロサンゼルスでの滞在が 14 日未満の場合は、ロサンゼルスからシンガポール航空のノンストップ VTL フライトの対象とはならない。* 日本は現在、VTLの対象国ではない。
 
 シンガポール航空のコマーシャル担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、リー・リクシン氏は、シンガポールが VTL を 11ヵ国に拡大したことは、これまでよりもスムーズに休暇で海外に行くことがきるようになる。シンガポール航空グループは、渡航者が隔離措置を受けることなくシンガポールを訪れることが出来るようになるため、あらゆる手を尽くして支援する。ワクチン接種率を高め、旅のはじめから終わりまで顧客の健康と安全のための取り組みを強化することで、世界のハブ空港であるチャンギ空港の安全かつ段階的なリカバリーに貢献していくという。

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