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日系企業・社会

2021年9月14日

イセ食品が養鶏場建設、1億Sドル超を投資

 鶏卵生産大手のイセ食品は、シンガポールに養鶏場を建設する9月10日にシンガポール食品庁(SFA)と覚書を交わした。
 
 投資額は1億Sドル(約82億円)以上。来年に着工し、2024年から段階的に稼働させる。フル稼働時の年産能力は鶏卵が3億6,000万個、ひな鳥が500万羽となる。
 
 産卵鶏の養鶏場や、ひな鳥のふ化場など4ヵ所の施設を設ける。建設地は北西部のリムチューカンの2ヵ所と、同スンゲイテンガと西部のトゥアスの1ヵ所ずつを予定。
 
 遠隔で鶏の健康状態を監視するシステムなど、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を使った最新技術を導入する。
 
 フル稼働時はシンガポール国内の鶏卵需要の22%を満たせる見通し。他社の養鶏所も合わせた国内自給率は、現在の28%から50%に跳ね上がることになる。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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