2021年9月10日
7月の失業率4.8%、前月から横ばい
マレーシア統計局が9月9日発表した2021年7月の失業率は4.8%だった。前月からは横ばい。6月は全国的なロックダウン(都市封鎖)の影響で5カ月ぶりに悪化していた。前年同月からは0.1ポイント悪化した。
失業者数は77万8,200人で、前月比で1.2%増、前年同月比で4.4%増だった。労働力人口は前年同月比1.6%増の1,607万人、就業者数は1.5%増の1,529万人だった。労働参加率は68.3%で、前月から横ばい、前年同月から0.2ポイント上昇した。
失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4%で推移したが、新型コロナ禍で同年3月に3.9%へ上昇。同年5月には1986年以降で最悪となる5.3%まで上昇し、その後は低下基調にあった。ただ21年6月1日から全土でロックダウンが敷かれたため、再び悪化している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)