2021年8月17日
病棟への訪問者に、ワクチン接種の差別化ルールを実施
8月19日(木)より、病棟への訪問が再開されるが、Covid-19の感染リスクを低減するため、予防接種を区別した措置が取られる。
シンガポール保健省によると、完全にワクチン接種しているか、Covid-19から回復し、イベント前検査(PET)を受けている訪問者は、訪問前のCovid-19検査(pre-visit Covid-19 test)を受ける必要なく病棟に入ることができる。
部分的に予防接種を受けている人は、十分な予防効果が得られていない可能性があるため、10月1日以降、訪問前のCovid-19検査の結果(pre-visit Covid-19 test)が陰性であることを示してから、病棟に入ることができる。ただし、8月19日(木)から9月30日(木)までは、この検査が免除さる。
同省は、Covid-19の状況が悪化し、Yishun Community HospitalとChangi General Hospitalでクラスターが発生したことを受けて、8月5日(木)から18日(水)まで病院への訪問を禁止していた。
ワクチン接種の有無にかかわらず、すべての訪問者が30分しか滞在できない。各患者は1回の入院につき2人までの面会者を登録でき、1日2回までの面会が可能だが、ベッドサイドには1人の面会者しか入れない。
重症の患者は、登録した5人の面会者が認められるが、ベッドサイドには2人の面会者のみとなる。
小児・乳児、出産予定・出産後の母親、介護者のサポートが必要な患者などの3つのグループには、30分以上の面会が認められる。
同省によると病院のスタッフはケースバイケースでこのような特例を認めることができるという。30分を超えて滞在することを許可された訪問者は、ワクチン接種の有無にかかわらず、Covid-19検査で陰性でなければならない。
また、9月1日(水)から、ワクチン接種をしていない訪問者が迅速に検査センターで訪問前の検査(pre-visit Covid-19 test)を事前に手配できるようになったと発表した。この検査費用は訪問者負担となる。