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国際

2021年6月1日

シンガポールのEE、洋上風発に風況測定用装置を提供

 シンガポールのエンタープライズ・エナジー(EE)は、国営ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)傘下のペトロベトナム・テクニカルG&Sが南部ビントゥアン省で計画するタンロン洋上風力発電所向けに、風況測定用装置を提供すると発表した。レーザー光を駆使したセンサー「LiDar」で風向や風速を計測する装置を今年7月までに設置し、発電所の効率的な運営に向けて詳細な海洋学上のデータを収集する。
 
 発電所の建設費は119億米ドルで、出力は3400メガワット(MW)。ビントゥアン省沖20〜60㎞の面積2,800k㎡の海域に建設する。5期に分けて建設し、第1期は2025年の稼働開始を予定。30年までに全ての建設を終える。
 
 発電所の建設は、化石燃料の使用を減らす政府の方針に沿ったもの。ペトロベトナム・テクニカルG&Sは、この発電所から工業団地が集積するドンナイ省やビンズオン省へ電気を送るための送電線270㎞も建設する。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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