2021年5月24日
クリーンルームのCMH、クランに新工場建設へ
クリーンルーム生産のチャンネル・マイクロン・ホールディングス(CMH)は、首都圏セランゴール州クランに新工場を建設する。このほど約1万6,000㎡の工場用地を2,700万リンギ(約7億1,000万円)で購入した。生産能力を3倍に拡大し、半導体の供給不足による業界の工場建設需要の高まりに対応する。ザ・エッジ・マーケッツなどが5月19日付で報じた。
新工場には、子会社のチャンネル・システム・アジアとマイクロン(M)が、同州シャーアラムの既存生産拠点からの移転を予定している。チャンネル・システム・アジアはクリーンルーム本体、マイクロン(M)は関連設備を生産する。
同社は売上高の半分を中国市場から得ている。上海市浦東区に工場を設けており、増産を視野に市内でより規模の大きい生産拠点を探している。新拠点が稼働する段階で、中国に「マイクロン」ブランドを立ち上げる方向だ。
ウン・ユーサム(黄耀心)同社社長は「中国は当社にとって常に重要な市場だ。クリーンルーム・ソリューション事業の拡大を通じて、中国が取り組む半導体国産化に貢献したい」と語った。
(提供:亜州ビジネスASEAN)