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経済

2021年5月14日

1Qの完工高10%減、前四半期比でもマイナス

 マレーシア統計局の発表によると、2021年第1四半期の完成工事高は前年同期比10.5%減の313億6,905万リンギ(約8,370億円)だった。前年割れは5四半期連続。 
新型コロナウイルス流行と活動制限の影響で2桁減が続いている。20年第2四半期を底に回復傾向にあるものの、前四半期比では1.1%減と3四半期ぶりに落ち込んだ。
 
工事の種類別では、土木工事が前年同期比22.3%減と落ち込みが大きく、住宅建築物は4.2%減、工場や商業施設など非住宅建築物が5.3%減だった。資本別の内訳は、民間部門が173億2,929万リンギで全体の55.2%を占め、公的部門は140億3,976万リンギだった。
 
 完成工事高は17年第2四半期に11.2%増を記録した後、19年第2四半期の0.8%増まで減速傾向が続き、同年第3四半期には0.6%減と約8年ぶりのマイナスに転落。その後、第4四半期には1.3%増に回復し、過去最高の369億7,846万リンギを記録した。ただ、新型コロナの影響で20年第1四半期以降はマイナスが続いている。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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