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経済

2021年5月6日

3月の失業率2.9%、就業者4800人増

 シンガポール人材開発省(MOM)の4月28日発表によると、2021年3月の失業率(速報値、季節調節済み)は2.9%だった。新型コロナウイルス流行の影響で前年同月(2.5%)を上回ったものの、20年9月(3.5%)のピークからは低下傾向にある。外国人メイドを除く就業者の数は第1四半期中に4,800人増えた。
 
 12月時点の就業者数は336万700人。外国人メイドを含むと361万人だった。就業者数はサービス業で9,000人増と、3四半期連続のプラス。また建設業は200人増で、小幅ながら5四半期ぶりのプラスとなった。一方、製造業は4,400人減少し、5四半期連続のマイナスだった。
 
 失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると4.0%、シンガポール人限定では4.2%。ともに3ヵ月前から低下した。
 
 全体の失業率は09年9月に3.3%まで上昇した後、10年3月〜19年12月は1.8〜2.3%の範囲で推移。新型コロナの影響が出始めた20年3月は2.5%、6月は2.8%に上昇し、9月の3.5%は04年6月以来の高水準だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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