マグネシウム鋳造のSTG、アルミ鋳造会社を買収

マグネシウム鋳造品メーカーのSTG（本社：大阪府八尾市）は3月26日、ジョホールバルに工場を構えるアルミニウム鋳造品メーカーのSTXプレシジョン（JB）を買収すると発表した。全株式を総額7億6,400万円で取得。互いの強みを融合して技術向上を図ると共に、自社のマグネシウムダイカスト技術の移転などによるシナジー効果を見込む。
 
　親会社の持ち株会社と個人3人から株式を取得する。3月26日に契約を交わしており、3月31日に実行する予定。買収資金は、日本政策金融公庫と紀陽銀行、池田泉州銀行による8億円の協調融資で賄う。
 
　STXは2006年設立。複数の大手グローバルメーカーを主要顧客として電気機器部品や自動車部品などを生産している。資本金は1,273万リンギ（約3億3,700万円）で、19年の業績は売上高が6,731万リンギ、純損益が429万リンギの赤字だった。
 

（提供：亜州ビジネスASEAN）