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経済

2021年2月9日

12月の鉱工業生産2%増、3カ月ぶりプラス

 マレーシア統計局が2月8日発表した2020年12月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で1.7%上昇した。上昇は3カ月ぶり。新型コロナウイルス対策の活動制限の対象地域が縮小する中、各業種の指数が改善した。
 
 鉱業(5.4%低下)と電力業(0.2%低下)は引き続き前年割れだったものの、ともに下げ幅が縮小。製造業(4.1%上昇)は7カ月連続の上昇を維持し、前月(2.0%上昇)の伸びを上回った。
 
 製造業では7分野のうち5分野でプラス。新車販売の拡大が続く輸送機器・その他(8.4%上昇)や、輸出が好調な電気・電子製品(7.6%上昇)などが伸びた。また、繊維・衣類・革製品・履物(1.3%)が前月のマイナスからプラスに転じた。一方、食品(7.9%低下)は落ち込みが大きかった。

■製造業売上高4.5%増


 統計局が同日発表した20年12月の製造業売上高は、前年同月比4.5%増の1,246億リンギ(約3兆2,450億円)だった。増加は7カ月連続で、7分野のうち5分野がプラス。輸送機器・その他(20.5%増)や食品・飲料・たばこ(7.9%増)の伸びが加速した。
 
 製造業の従業員数は2.0%減の219万9,195人。支払われた労賃は0.8%減の77億7,070万リンギ(1人当たり3,533リンギ)だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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