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日系企業・社会

2021年1月22日

ダイソーが通販サイト、オンラインへの流れが加速

 【シンガポール】日系企業を含めオンラインプラットフォームへの小売業の進出が加速しており、ダイソーは18日、シンガポールオンラインショップの営業を開始した。キッチン用品、収納・掃除用品、生活雑貨など25カテゴリーの393品目を掲載している。
 
 ダイソーのシンガポールにおける実店舗は25店で、ウエスト・コースト・プラザ店は1月2日の開業だ。
 
 オンラインプラットフォームへの参入では、昨年5月、事務用品のポピュラーが電子商取引サイトのラザダに、無印良品の良品計画がショッピーに出店した。ディスカウントストアのドンドンドンキ(ドン・キホーテ)は12月にショッピーに出店した。
 
 ダイソーの商品価格は一律2Sドルだが、オンラインショップでの買い物では5品以上の購入が必要で、配達料金は5Sドルほどかかる。
 
 消費者の好みについてショッピーのゾウ・ジュンジエ最高商業責任者は「電子商取引の採用はこの1年、安定的に増加し、今後もこの傾向は続くが、実店舗での買い物はシンガポールの消費者に相変わらず好まれている」とコメント。店員に接触し、質問して商品に関する情報を得たいと客は望んでいると述べた。
 
 主婦のジュリアン・ウォンさんはダイソーのオンラインショップを歓迎しつつも、実店舗での買い物を楽しんでおり、特に品切れ商品をほかの店舗で見つけた時に喜びを感じるという。

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