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政治

2021年1月18日

1月25日からすべての入国者にPCR検査を実施、水際対策強化で

 【シンガポール】新型コロナウイルスの世界的な感染拡大と変異株の発生を受け、保健省は水際対策として国民、永住者を含めすべての入国を対象に、1月25日からPCR検査を行うと発表した。
 
 入国後は指定施設での待機と、待機最終日における再度のPCR検査を義務付ける。感染の疑いのある短期滞在目的の入国者の場合、保険金額が少なくとも3万Sドル(約234万円)の旅行保険加入が必要になる。短期滞在者の入院・治療費は自己負担のためだ。
 
 英国、ブラジルから帰国する国民、永住者には指定施設での14日間の待機に加え、さらに7日間、自宅待機を義務付ける。1月19日から施行する。
 
 英国では感染性の高い変異株が見つかっており、米疾病対策センターが警戒を強めている。ブラジル、南アフリカでも変異株が確認されている。保健省は「世界の感染状況の動きに合わせ、水際対策を調整する」とした。
 
 高リスク国・地域から入国する、建設、海洋、プロセス(製薬・石化)産業で就労するワークパミットあるいはSパス査証の労働者は、入国時のPCR検査と抗体検査が必要だ。
 
 抗体検査は病から回復し抗体を持っているかを判断するもので、抗体のある入国者には入国後の待機および定期的PCR検査を免除する。

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