行動制限令の第二弾初日、検問設置で人の移動が減少

【マレーシア】行動制限令（MCO）の第二弾、「MCO２.0」がセランゴール州など5州と連邦直轄地に再び発令された初日の1月13日、地区を越えた移動が制限されたことから各地で人の移動が大幅に減少した。
 
　セランゴール州ペタリンジャヤでは警察官300人を配備し、5本の道路を封鎖、4ヵ所の検問を設けたが、週内にも封鎖道路を7本、検問も11ヵ所に増やす予定、取り締まりの警察官も800人に増強する。
 
　クアラルンプール（KL）市では、6つの地区に検問を合計39ヵ所設置。警察官1,291人を配置した。KL市政府（DBKL ）は、市内の公園をすべて閉鎖した。
 
　一方、ペナン州では、主要道路に検問が設けられたことからペナン島からペナン大橋に向かう道路で早朝から渋滞が発生した。

■他州からの自宅への移動、15日までは容認■

　警察本部はMCO２.0が発令された時点で他州に滞在したまま帰宅できなくなった人に対し、希望すれば金曜日（15日）まで自宅への移動を認める方針を明らかにした。
 
　自家用車のほか、バスや鉄道を利用する人も含まれる。検問にあった際に事情を説明すれば通過を認める。取り締まりの警察官により幅広い裁量権を与えているという。

（提供：ASIA INFONET.COM）