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政治

2021年1月12日

ワクチン接種センターを近く開設、一般医院でも接種可能に

 【シンガポール】新型コロナウイルスCovid-19感染症のワクチンを多数の住民に接種するためのワクチンセンターが近く開設される。またポリクリニック(初期治療を提供する診療所)や一般医院でもワクチン接種が可能になる。首席健康学者でシンガポール国立大学のタン・チョーチュアン教授が11日、ワクチン接種を受けた後の会見で発表した。
 
 国民、特に高齢者が自宅近くの施設で接種を受けられるという利便性を考慮した措置だ。同日は国立大学ヘルスシステム(NUHS)に所属する120人の医療関係者が接種を受けた。
 
 最初に接種を受けたのはCovid-19ワクチン専門家委員会のベンジャミン・オン委員長(国立大学病院准教授)。ほかに、医療現場で働く内務省関係者と高齢者介護施設の職員が接種を受けた。
 
 接種して数週間あるいは数カ月後でも、副作用が表れた場合、国民は症状をワクチンセンターや医師、健康科学庁に届け出ることができる。
 
 ファイザー・ビオンテックのワクチンは1回目から21日の間隔を置いて2回目の接種を受ける。タン氏によると、1回目の接種で熱、痛みなどの反応が出た人が2回目の接種に消極的になる可能性を考慮し、2回目の接種を促すシステムを既に構築してあるという。
 
 ファイザーワクチンの予防効果は約3カ月だが、タン氏は、免疫は1~2年維持されるとみている。

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