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経済

2020年11月26日

ウイルス禍後初の見本市、サンズ・エキスポで開催

 シンガポールで旅行・観光の見本市「トラベルリバイブ」が25日、サンズ・エキスポ・アンド・コンベンション・センターにおいて2日間の日程で開幕した。新型コロナウイルス感染症の拡大以降、実際の会場を使った見本市の開催はシンガポール、さらにアジア太平洋地域で初めて。
 
 出展者で、バーチャル会議ソリューションなどを提供するLDRのケルビン・ヨー事業開発部長は、見本市の参加者数は少ないが、オンラインでの多数との会合より好ましいとの意見で、「ズームのブレイクアウトルーム機能を利用しての多数とのオンライン会合は混とんとしており、実際に対面して内容のある会話を交わす方が良い」と述べた。
 
 トラベルリバイブは実際の展示とオンライン会議を組み合わせた、初のハイブリッド見本市で、250人を上回る参加者が容認される。出展者を含めすべての参加者の安全確保を図っている。
 
 主催はシンガポール観光局(STB)とメッセ・ベルリン。外国からは14カ国の65人が参加登録した。
 
 展示ブースは35カ所で、商談用には各ブース専用の会談設備(ポッド)が付いている。ブース、ポッドにはアクリル樹脂のパネルを使っており対面での会話、商談を可能にしている。参加者は入場に際し抗体検査を受けた。

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