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経済

2020年11月19日

第3四半期の完工高13%減、前四半期からは改善

 マレーシア統計局の発表によると、2020年第3四半期の完成工事高は前年同期比13.1%減の313億6,700万リンギ(約7,960億円)だった。減少は3四半期連続。新型コロナウイルス流行と活動制限の影響で大きく落ち込んだ。ただ、活動制限の影響が大きかった前四半期の44.9%減からは改善している。
 
 工事の種類別では、土木工事が13.6%減、住宅建築物が12.0%減、工場や商業施設など非住宅建築物が16.0%減と、いずれも前四半期から下げ幅が縮小。資本別の内訳は、民間部門が159億リンギ(約4,034億円)で全体の50.7%を占め、公的部門は155億リンギ(約3,932億円)だった。
 
 完成工事高は17年第2四半期に11.2%増を記録した後、19年第2四半期の0.8%増まで減速傾向が続き、同年第3四半期には0.6%減と約8年ぶりのマイナスに転落。その後、第4四半期には1.3%増に回復したものの、新型コロナの影響で20年第1四半期には再びマイナスに転じた。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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