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社会

2020年11月3日

最も影響力ある女性、2位にシンガポール人女性

 経済誌フォーチュンは先頃、米国以外の実業界で最も影響力のある女性50人のリストを発表した。シンガポール国営投資会社テマセク・ホールディングスのホー・チン専務が20位で、一部の海外メディアはシンガポールからランク入りした唯一の女性と報道したが、2位にランクされたジェシカ・タン氏(43)もシンガポール人だ。中国最大の保険会社、中国平安保険の共同最高経営責任者(CEO)の地位にある。
 
 ジェシカ・タン氏の昨年の順位は4位だった。学業は優秀で、1996年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)に入学。奨学金受給資格があったが、学費は父親が工面した。しかし2年後のアジア通貨危機で父親の蓄えもなくなり、彼女は大学に支援を要請。2つの学位を取り卒業した。修士課程は電気工学とコンピューター科学で、学業評価は最高点。
 
 卒業後も米国にとどまりマッキンゼーに就職。シンガポール勤務になった際、平安保険の仕事を請け負ったのがきっかけで、創業者のPeter Ma (馬明哲)に感銘を受け転職した。
 
 フォーチュンリストの1位はグラクソ・スミスクラインのエマ・ウォームズリーCEO。選定に際しフォーチュンはウイルス禍への企業としての対応も考慮した。

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