2020年10月29日
新型コロナ感染者は新たに801人、サバ州では546人
マレーシア保健省(MOH)は10月28日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から801人(うち2人が海外で感染した帰国者)増えて、2万9,411人になったと発表した。
州別の感染者数は▽サバ州(546人)▽セランゴール州(89人)▽ラブアン(29人)▽ケダ州(28人)▽サラワク州(27人)▽ネグリ・センビラン州(24人)▽ペナン島(19人)▽クアラルンプール(14人)▽トレンガヌ州(11人)▽ジョホール州(8人)▽ペラ州(6人)ーーとなった。新たに573人が退院し治癒者数は1万9,072人に増加した。死者数は8人増えて246人になった。亡くなったのは35ー73歳で、7人がサバ州出身者、1人がセランゴール州出身だった。うち7人が慢性的な病歴を持っていた。
クラスターの発生源について保健省のノール・ヒシャム事務次官は10月27日、これまでに国内で確認された230つのクラスターのうち、62つ(30%)が職場で発生したものだと明らかにした。感染拡大を抑制するためには、従業員に定期的にスクリーニング検査を受けさせるなど雇用主の積極的な対策が必要だと強調した。
また、セランゴール州の基本再生産数(R0)については、以前までの2.2から1.2に低下させることができたとした上で、感染曲線を平坦化するにはR0を0.3まで引き下げる必要があると言明。現在の感染状況がピークに達している場合、1日あたりの新規感染者を1、2桁まで減少させるには3ー4週間掛かるとの見通しを示した。
(提供:ASIA INFONET.COM)