2020年10月20日
不動産ネクスグラムの医療器子会社、プラ原料社を買収
不動産開発や通信事業などを手がけるネクスグラムは、医療器具製造の100%子会社NMEDホールディングスを通じ、医療器具向けのプラスチック原料を製造するアリタ・ホールディングス(AHSB)の株式65%を1,950万リンギ(約4億9,600万円)で取得すると発表した。医療機器事業を強化する戦略の一環。
株式55%をエリート・プラスチック・ベンチャーズから、10%をAHSBの取締役から取得。NMEDが発行する償還可能転換優先株式(RCPS)で支払う。普通株式に転換する権利が全て行使された場合、ネクスグラムが所有するNMEDの議決権は91%に下がる。
NMEDは、病院で使用されるフェースシールドやボディーシールド、手術用チューブ、ゴム手袋などを製造。一方、アリタはこうしたシールドやチューブに使われるプラスチック原料を製造している。
ネクスグラムは、不動産開発や建設、仮想化技術を活用した通信サービスなどを手がけている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)