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経済

2020年10月16日

水質検査の米ハックが進出、地場企業から事業買収

 水質検査ソリューションの米ハックは10月14日、液体処理・検査に関するエンジニアリング業務を手がける地場アラケムの水質検査部門を買収すると発表した。マレーシアに進出し、アジア全域にも事業を拡大したい考え。実現に向け、新たに人材育成センターを設けるとしている。ニュー・ストレーツ・タイムズが同日付で伝えた。
 
 アラケムの水質検査部門は、水道や工場排水の水質をオンラインで管理するソリューションなどを提供。ハックは水質検査用のセンサーや監視システムなどを提供しており、過去数年にわたりアラケムと提携している。今回の買収と人材育成センター新設を通じ、マレーシアやアジア全域で事業拡大を図る。
 
 ハックは医療診断機器・歯科医療機器などを製造する米ダナハー傘下。アラケムは液体処理・検査に関する技術力を生かし、工場や実験室の設計や機材・ソリューション提供などを行っている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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