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新型コロナ感染者が新たに660人、サバ州では443人感染

 

 マレーシア保健省(MOH)は10月13日、新型コロナウイルス「Covid-19」の感染者数が前日から660人(うち2人が海外で感染した帰国者)増えて、1万6,880人になったと発表した。
 
 州別の感染者数は▽サバ州(443人)▽セランゴール州(76人)▽ケダ州(60人)▽ペナン島(23人)▽ラブアン(19人)▽ペラ州(16人)▽ジョホール州(10人)▽クアラルンプール(10人)▽ネグリ・センビラン州(2人)▽パハン州(1人)ーーとなった。新たに350人が退院し治癒者数は1万1,372人に増加した。死者数は4人増えて163人になった。
 
 保健省のノール・ヒシャム事務次官によると10月12日時点で新たなクラスターが6つ検出された。そのうちの▽セランゴール州ぺタリンの「トロピカナ・ゴルフクラブ&カントリー・リゾート」が関連する「トロピカナ・クラスター」▽プトラジャヤの「カスツーリ・クラスター」▽KLのチェラスの「ペルダナ・クラスター」ーーの3つのクラスターは、サバ州からの入州者が関連する。感染者数は10月12日時点でそれぞれ23人、18人、9人となった。セランゴール州フル・ランガットとKLのチェラスが関連する「バイドゥリ・クラスター」は感染者数が18人。サバ州ケニンガウの「コロン・クラスター」とマラッカ州マラッカ・セントラルおよびジョホール州ジョホールバルが関連する「リンティング・クラスター」はそれぞれ8人に上った。
 
 10月14日より条件付き行動制限令(CMCO)の対象エリアとなるセランゴール州、KL、プトラジャヤについてノール事務次官は、各地の感染者数が100人未満に止まっているが他の地域に拡散させるおそれがあるとし、感染拡大を防ぐための鍵になると言明。イエローゾーンからレッドゾーンへ引き上げる前にCMCOを実施する必要があると述べた。

(提供:亜州ビジネスASEAN