2020年10月13日
シンガポールのホテルにおけるステイケーション一覧
個人的な海外旅行がまだ難しい現在、シンガポールにおいて最近ではステイケーションを楽しんでいる人が多く見受けられる。7月3日、シンガポール観光局(STB)はホテルからの宿泊客の受け入れ申請を再開すると発表し、それ以来、7月9日には5つのホテルが承認された。
2020年10月現在、STBは合計80軒のホテルを承認しており、その中には100Sドル以下の格安ホテルから1泊500Sドル以上の高級リゾートまで、様々なホテルがある。
本記事ではシンガポールで認可されているホテル一覧のほか、どのようなプロモーションがあるのか、そしてどのようなステイケーション体験ができるのかについて紹介する。(※シンガポールのホテルの滞在型プロモーションは、予告なく変更される場合がある)
ステイケーションの受け入れが承認されているホテル
宿泊客の受け入れをSTBに承認されるためには、ホテルが広範囲にわたる規制を遵守していることを証明する必要があり、これらには以下が含まれる。
・密度に関する条件を満たすこと。
・宿泊客、従業員、スタッフと宿泊客の間での交流を減らすこと。
・群衆を分散させ、バンチングを防止すること。
・SafeEntryの義務化とTraceTogetherアプリの使用促進。
・特に接触の多い場所では、厳格な清掃と消毒を実施する。
シンガポール観光局と貿易産業省が、ホテルがすべての必須の安全管理措置(SMM)を遵守していることを確認した後、宿泊客への承認が付与される。
現在、以下の80のホテルが宿泊客のために承認されている。
利用可能な宿泊プロモーション
現在シンガポール在住者が唯一の宿泊客となっているため、各種ホテルはこれまで以上に様々な宿泊プランを提供している。以下の表は、現在利用可能なキャンペーンをまとめたもの。(※諸事情によりプランを変更している可能性もあるので、予約前に事前にホテルへ直接問い合わせすることを推奨する。)
Hotel | Rate | Book by | Stay by | Includes |
Hotel NuVe | $80++ | Not stated | Not stated |
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lyf Funan | $108++ | 31 December 2020 | 31 December 2020 |
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Royal Plaza on Scotts | $168++ | 31 December 2020 | 30 June 2021 |
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Andaz Singapore | $180 nett (weekday)$220 nett (weekend) | 22 December 2020 | 22 December 2020 |
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Hotel Jen Tanglin | $187++ | 31 December 2020 | 31 December 2020 |
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Four Points by Sheraton Riverview | $188 nett | 25 December 2020 | 25 December 2020 |
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Village Hotel Sentosa | $200++ | 31 December 2020 | 31 December 2020 |
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Courtyard Singapore Novena | $238++ | 30 December 2020 | 30 December 2020 |
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Marriott Tang Plaza Hotel | $258++ | 30 May 2021 | 30 May 2021 |
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Pan Pacific Singapore | $270++ | 31 December 2021 | 31 December 2021(Friday and Saturday night, eve of PH and PH) |
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Shangri-La Singapore | $345++ | 30 December 2020 | 30 December 2020 |
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Intercontinental Bugis | $338++ | 31 December 2020 | 31 December 2020 |
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Fullerton Bay Hotel | $650++ | 30 December 2020 | 30 December 2020 |
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シンガポール・ホテルズ・アソシエーション(SHA)では、実施中の宿泊プランのリストを掲載している。
※最新のオファーはこちら。
プロモーション料金についての注意点
・宿泊料金はシンガポール在住者のみが利用できる場合あり。
・ステイケーションの料金がベストな価格、サービスに感じるかどうかは個人差があるため、アゴダやエクスペディアのような予約サイトで料金を比較し、各種プランを確認した上で判断するのが良い。
・宿泊料金は、ホテルポイントやエリートステータスのクレジットの対象外となる場合がある。たとえば、ワールド・オブ・ハイアットの会員の場合、アンダーズでの滞在料金はハイアットポイントを獲得できず、エリートステータスの再認定の対象にもならない。
・複数の宿泊料金が用意されている場合があるが、上部の表では一番安い料金のものをリストアップしている。詳しくはホテルの公式サイトを参照。
到着時と客室における注意点
・体温チェックの際、38℃以上の宿泊者に対しては入館が拒否される。
・宿泊客のチェックインとチェックアウトの時間をずらしながら計画的に館内の出入りを管理。
・モバイルチェックイン、キーレスエントリー、客室内チェックインが多く利用される(高級ホテルの場合)
・1室につき最大5名まで利用可能。
・ルームサービスやその他のアメニティは、非接触または自動化された手段で届けられる。
・ミニバーアイテムはリクエスト制。
ダイニングにおける注意点
・セルフサービスのビュッフェは停止。
・クラブラウンジでは、ハッピーアワーのスプレッドが変更されていることがある。
レクリエーション施設における注意点
・ほとんどのプールやジムでは、定員および利用時間の制約が設定されている。
・共通スペースでは、グループ間のソーシャルディスタンスが義務付けられている。
・スパはシングルユースのアイテムを採用。
・スパ内での飲食物の提供は基本的になし。
STBは、今後数週間のうちに承認リストにホテルを追加する予定であるため、より多くのお得な情報やプロモーションが追加されることが期待される。
日本や他国では国内旅行の斡旋などがされている中、シンガポールでは引き続き海外渡航の制限があり、国の面積も小さいことから、アクティビティや新たなエクストリームでスペシャルな経験をするのは難しいかもしれない。しかし環境を変えるだけで、リフレッシュに繋がることもある。ソーシャルディスタンスや衛生面の確保は前提としながら、家族や友人との思い出作りの機会として、ホテルでステイケーションを活用するのは良い体験になるかもしれない。
This article was first published in asiaone.com