2020年10月8日
IoT機器のセキュリティーレベルを星印で表示、安全度を向上
シンガポール・サイバーセキュリティ―庁(CSA)は、モノのインターネット(IoT)機器のセキュリティー度を評価するラベル「サイバーセキュリティー・ラベリング・スキーム(CLS)」を導入した。星印を利用し4段階で評価する。
任意制度で、IoT機器メーカーが評価を申請するかは自由。しかし政府は国内だけでなく外国によるCLSの採用も図る方針だ。サイバーセキュリティー担当大臣であるイスワラン通信・情報相が7日、ASEAN(東南アジア諸国連合)サイバーセキュリティー閣僚会議で発表した。
CSAはASEAN加盟国や域外国の機関とCLSに関する相互認証の枠組みを構築する計画で、イスワラン氏は、世界のIoT機器のサイバーセキュリティーの水準が上がると述べた。同様のセキュリティー標準は欧州連合が既に導入している。
CSAは広く使用されているWi-FiルーターとスマートホームハブにCLSをまず導入する。スマートハブは家電の中継機で、家のスマート化で家電を取りまとめる役を果たす。