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社会

2020年9月7日

建設のビジオン、買収でゴム手袋事業に参入

 建設エンジニアリングのビジオンは9月2日、子会社を通してゴム手袋メーカーのSSNメディカル・プロダクツの株式51%を取得すると発表した。新型コロナウイルスの世界的流行でゴム手袋の需要が拡大する中、持続的に利益を見込めるとして買収を決めた。
 
 株式51%を株主3人から買い取ることで基本合意しており、今後はビジオンが企業査定を行い、取得価格を決める。
 
 SSNは21年間操業しており、ラテックス製やニトリル製のゴム手袋のほか、コンドームを製造。生産ラインを9本持ち、年産能力はゴム手袋が5億枚、コンドームが1億5,000万個。需要拡大を受け、ゴム手袋の年産能力を10億枚に引き上げる計画も練っている。製品の約8割は輸出向けで、主に米国や中国、ドイツなどに出荷している。
 
 ビジオンは多くのオフィスや商業施設、住宅などの建設案件に参加。マレーシアの不動産開発大手サンウエーの案件などを多く手がけている。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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