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社会

2020年9月3日

タイムズの大学ランキング21年度版、NUSは25位

 タイムズ・ハイアー・エジュケーションが発表した21年度版世界の大学ランキングで、シンガポール国立大学(NUS)は25位(アジアのみの順位では3位)にランクされた。アジア1位は中国の清華大学で総合20位と、域内の大学で初めて上位20位入りを果たした。アジア2位は北京大学で総合23位。南洋理工大学(NTU)は47位だった。
 
 総合1位~5位は、オックスフォード大学、スタンフォード大学、ハーバード大学、カリフォルニア工科大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)。日本の大学で100位以内に入ったのは、東京大学の36位、京都大学の64位だった。
 
 アジアからは16の大学が100位以内に入った。中国をはじめアジアの大学はこのところ順位を上げており、編集担当者のフィル・ベーィー氏は、この傾向は今後も続くと予想している。
 
 タイムズ・ハイアー・エジュケーションは英タイムズが新聞の付録冊子として毎年秋に発行している高等教育の情報誌。学習環境、研究、論文引用、留学生数など国際性、知識の移転など商業化能力の5分野について2万2,000人の学術者から意見を聞き、順位をまとめている。
 
 ベーティー氏によると、コロナウイルスの世界的感染拡大(パンデミック)で西側、特に米欧の大学は多数の留学生を失う可能性がある。

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