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社会

2020年8月26日

来年にもコロナワクチン投与可能に=地場製薬見通し

 地場医薬品大手ファーマニアガは、中国やインドで治験が進められている新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、効果が立証されれば来年上半期にもマレーシアで投与可能になるとみている。アブドゥル・ラウマン社長代理が明らかにしたもので、同社は200万リンギ(約5,100万円)を投じてセランゴール州プチョンにある工場を改修し、生産可能な体制を整えるとしている。ニュー・ストレーツ・タイムズが8月24日付で伝えた。
 
 ラウマン氏は、海外の多くのワクチン開発業者が、今年末までに新型コロナ用ワクチンが完成するとの見通しを示しており、これが実現すればマレーシアでは来年の第1四半期か第2四半期に投与を開始できるとコメント。同社は、国立医薬品管理局(NPRA)がワクチンを承認してすぐに月1,000万本を生産できる体制を整えるとしている。
 
 モハメド・アクバル最高執行責任者(COO)は同社の今年の業績について、コロナ禍で政府からの受注が減っているものの、第4四半期にはコロナ前の水準に戻ると話した。政府は保健部門の支出を年率6%増やしており、業者間の競争は激化するものの、長期的な成長を見込めるとしている。

(提供:亜州ビジネスASEAN
 

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