シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP新明和、空港搭乗橋の生産委託先を買収

日系企業・社会

2020年8月20日

新明和、空港搭乗橋の生産委託先を買収

 輸送機器メーカーの新明和工業(本社:兵庫県宝塚市)は8月17日、航空旅客搭乗橋の生産を委託しているシンガポール企業と、その下請けのマレーシア企業を同日に子会社化したと発表した。生産体制の強化と生産コストの削減を図る。
 
 搭乗橋の組み立て、メンテナンスを手掛けるベンチン・エンジニアリング(本社:シンガポール)と、搭乗橋の製缶などの業務を行うMKBエンジニアリング(本社:マレーシア南部ジョホール州)に出資した。両社とも株式75%を取得。残り25%はそれぞれの会社の役員3人が引き続き保有する。
 
 ベンチンは資本金102万Sドル(約7,900万円)で、昨年末時点の従業員数は147人。MKBはそれぞれ51万リンギ(約1,300万円)、81人となっている。
 
 新明和は日本国内や東南アジアなどで航空旅客搭乗橋を納入した実績がある。現在は輸送効率やコストを考慮して自社では生産せず、主にベンチンに生産を委託している。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP新明和、空港搭乗橋の生産委託先を買収