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経済

2020年8月19日

不動産開発アスペン、ゴム手袋事業に参入

 不動産開発のアスペングループは、ゴム手袋事業に参入する。事業多角化を図る戦略の一環。新型コロナウイルスの世界的流行を受けてゴム手袋の需要が高まる中、一定のシェアを確保できるとみている。
 
 地場投資会社CMYキャピタルと合弁会社を設立して事業を進める。工場はケダ州のクリム・ハイテク工業団地に建設。第1フェーズ前期の投資額は1億500万リンギ(約26億4,500万円)で、年産能力は11億枚。2021年第3四半期の稼働開始を目指す。22年第2四半期までの第1フェーズ後期には4,000万リンギ(約10億1,000万円)を追加投入し、年産能力を35億枚に引き上げる。
 
 アスペングループの代表者は、後発になるがゴム手袋の需要が高まる中で参入余地は十分あると説明。価格やマーケティングで戦略を練り、投資に見合うだけの市場シェアを確保できると自信を見せている。
 
 同社は都市開発や商業施設建設などを手がけ、ペナン州ではスウェーデンの家具大手イケアと組み、複合都市「アスペン・ビジョン・シティー」を開発している。

(提供:亜州ビジネスASEAN

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