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経済

2020年8月17日

韓国の現代自動車が電気自動車を生産へ、年産台数は3万台

 韓国の現代自動車がシンガポールで電気自動車の生産に乗り出す。年産台数は3万台の計画。国内販売が5,000~6,000台で残りを輸出する。
 
 現代が、自動車生産工業のない国で生産に乗り出すのは初めて。現代自動車の販売代理店、コモコ・モーターズのテオ会長によると、4年前のコモコ創業30周年行事の際、現代の幹部が経済開発庁(EDB)を訪問し、EDB側が投資を強く働きかけたのがきっかけだ。
 
 工場は西部ジュロンにある現代モビリティー・イノベーションセンターの敷地内に建設する。着工は10月で、2022年に竣工の予定。高度に自動化した工場とする。またソーラーパネルを多数設置する。現代はまた、大学など研究機関と協力し、水素燃料電池、自動運転に関する研究も行う。
 
 家電の英ダイソンが18年10月、シンガポールで電気自動車を生産すると発表し注目を浴びたが、同社は1年後、計画取り止めを決めた。

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