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社会

2020年8月17日

感染拡大予防措置にうんざりとの回答が44%、マスク着用に不快感

 ストレーツ・タイムズ日曜版が行ったシンガポールの新型コロナウイルス禍に関する意識調査で、43.7%は、感染拡大予防のための規則にうんざりしていると回答した。予防措置のうち最も不快に思うもの、との質問には26.7%がマスク着用義務を挙げた。調査会社のミリヤー・インサイトが調査を受託し、16歳以上の居住者1,000人からオンラインで意見を聞いた。
 
 シンガポール国立大学サウ・スイーホック公衆衛生学院のテオ・イクイン教授は「コロナウイルス疲れが生じるのは自然なこと。外出のたびのマスク着用など以前の生活様式にはなかった」と述べた。
 
 予防措置で何が不快かの質問で、「施設に入る際のチェック」を挙げたのは19.2%、「集まりの5人以下の制限」を挙げたのは13.6%だった。ほかに、行事の取り止め・延期、公共施設への入場制限、ソーシャル・ディスタンシングが挙がった。「予防措置は面倒に思わない」との回答は18.1%。
 
 規則は厳しいが合理的、との回答は40%弱。過度に制約的、との回答は5%だった。規則順守では、マスク着用で順守率が高かった。不着用には300Sドル(約2万3,000円)の罰金が科せられる。
 
 ソーシャル・ディスタンシングの順守率はやや低く、「ほとんど順守しているが時々守れない」との回答は43%、「時に応じ守る」との回答が10%だった。

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