農園大手FGVが運輸事業拡充、外部にサービス提供

　アブラヤシ農園大手のFGVホールディングスは、運輸事業を強化する。傘下のFGVトランスポートが今月、カーテンサイダートレーラーを15台導入。日用消費財（FMCG）産業向けの輸送事業を始める。ニュー・ストレーツ・タイムズが7月17日付で伝えた。
 
　FGVのハリス・ファジドラ・ハッサン最高経営責任者（CEO）によると、同社はトラック500台を擁し、これまではFGVグループ内の輸送業務を主に請け負っていた。今後は、車両拡充により外部企業へのサービスも充実させる。
 
　FMCG産業向けでは、レジンや尿素、低密度ポリエチレンなどの化学製品を運ぶ。トレーラーはセランゴール州シャーアラムやポートクラン、ジョホール州パリルグダン、ペナン州クアンタンに配備。1台当たり20〜40tシ殻、サトウキビなどを運ぶ。

（提供：亜州ビジネスASEAN）