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安全な距離確保で取り締まりを強化、全ての競技場を閉鎖

 ウイルス特別作業チーム共同委員長のガン・キムヨン保健相は9日の会見で、人と人との安全な距離(セーフ・ディスタンシング)を守らない住民が多数おり、人の集合も見られたとして、さらに取り締まりを厳しくする意向を表明した。2日間に出した文書による忠告は1万件。また集団で運動を行っている者がいるとして、10日からすべての競技場を閉鎖するという。
 
 社会機能の維持に必要な職業についているため、子どもを出勤時に他人に預けなければならない親に対し、祖父母に預けること原則禁止し、保育所に預けるよう指導する。老人を感染から守るためだという。
 
 外国人労働者用の宿舎で多数の感染者が確認されたため、政府は警察、軍隊を宿舎に配備した。警察官、兵士は、セーフ・ディスタンシングを労働者に守らせる役目を負う。
 
 息抜きに自然保護区に出かける居住者にも当局は監視の目を光らせる。国立公園管理局は、面積の広い公園(ビシャン・アンモキオ公園、イースト・コースト公園)や自然保護区にドローンを飛ばし、30分ごとにリアルタイムのデータを集積・分析し、人が多数いる場所への人の入域を制限し、セーフ・ディスタンシングを確保する。