アサカ理研、現地の貴金属事業から撤退

　貴金属リサイクルのアサカ理研（本社：福島県郡山市）は1月16日、マレーシアでの貴金属事業から撤退すると発表した。新市場開拓を目的として、現地企業に出資する形で14年に進出したものの、中国経済減速などの影響で計画通りの事業展開が困難になった。
 
　60％出資するペナン州の子会社、アサカ理研（M）を通じて事業を展開してきた。同子会社は赤字が続き、2019年6月期は売上高が10億2,795万円、純損失が6,038万円。期末の総資産は2億7,497万円、純資産はマイナス1億5,837万円だった。
 
　撤退に伴い、アサカ理研は営業外費用3,100万円と特別損失5,300万円を計上する見込み。
 
（提供：亜州ビジネスASEAN）