NTTドコモのシンガポール法人、NTTドコモアジアは、2020年2月3日から、シンガポールの幼稚園バスの位置情報を関係者に配信するサービスを正式に始める。
NTTドコモアジアは19年3月から、同サービスの実証実験を実施。今回、実験中に協働先の幼稚園や保護者から出された要望を反映した。例えば、より正確な位置情報が得られるよう、地図上に表示されるバスのアイコンが実際の走行に合わせて適時移動したり、進行方向に合わせて車体の向きが正しく表示されるよう改良した。また、幼稚園からのお知らせが受け取れる機能を付加したほか、日本語と英語の二ヶ国語対応にした。
まずは、実証実験に参加した「シンガポール日本人幼稚園」と「このはな幼稚園」の2園が導入する。今後は、シンガポールとマレーシアの2カ国で幼稚園やバス運行会社へのサービス提供を目指す。NTTドコモアジアによると、シンガポールだけでも保育園などのチャイルドケアで約1500、幼稚園で500弱の機関があるため、一定の需要が見込めるとみている。