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国際

2019年12月4日

15歳の学習到達度調査、シンガポールは2位

 
経済協力開発機構(OECD)は12月3日、世界79カ国・地域の15歳を対象に昨年実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表した。前回(2015年実施)1位だったシンガポールは2位で、中国が1位に躍進した。中国は前回、5位圏外だった。
 
シンガポールの子どもは、読解力、数学的応用力、科学的応用力のすべてで2位だった。マカオは3科目すべてで3位。香港は読解力と数学的応用力で4位。エストニアが科学的応用力で4位、読解力で5位だった。
 
日本は読解力が15位、数学的応用力が6位、科学的応用力が5位といずれも前回より順位を下げた。調査は3年に1度で、義務教育修了段階の子どもを対象に実施している。
 
今回の参加者数は男女約60万人で、シンガポールからは任意に抽出された6676人が参加した。シンガポールの子どもでは、読書好きの割合が54%から49%へ低下した。スマホやソーシャルメディアに費やす時間が多くなっていることが背景にある。
 
学習到達度が高い子どもの割合はOECDの平均より高く、読解力では26%、数学では37%、科学では21%の子どもが、到達度が高かった。

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