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社会

2019年11月28日

SGバイクがモーバイクの自転車を引き継ぎ、最大手に

 
自転車シェアリングのSGバイクは11月27日、同業者のモーバイクが所有していた2万5,000台の自転車の引き渡しを受けた。この結果、自転車保有・運営台数で最大手になった。
 
 モーバイク・ブランドのシェア自転車は今後、SGバイクが提供するアプリケーションで開錠できる。モーバイクのアプリは無効になる。
 
 SGバイクはこの先しばらく試験期間を設け、モーバイク・ブランドの自転車を無料で貸し出す。利用情報を収集・分析し、どのように配備、管理するかの計画づくりに役立てる。
 
 SGバイクはシンガポール資本の業者。3,000台を主に東部タンピネス、イースト・コースト、北部イシュンに配備している。
 
 モーバイクは1万8,000台を運用し、別に7,000台を倉庫に保管していた。SGバイクは、倉庫にある7,000台を、北東部ポンゴルに配備する。
 
 シェア料金は従来どおりで、1週間の利用が3.9Sドル(約312円)、1カ月が11.9Sドル(約952円)。ショーン・テイ最高執行責任者は「自転車は最も融通性のある輸送手段で、今回の取得でさらに配備台数を増やす」と語った。
 
 SGバイク以外ではエニーホイールとムーブ・テクノロジーがそれぞれ1万台を運営している。
 
 SGバイクはモーバイクの自転車を254万Sドル(約2億円)で買い取ることで合意していたが、摩耗などを考慮し、約81万Sドル(約6,480万円)での買い取りとなった。
 
 シンガポールの自転車シェアリング業界では既に、オーフォーとオーバイクが撤退している。

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