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経済

2019年10月21日

経済成長率4.6%に減速へ、外的要因で=RAM予想

 
 マレーシアの大手格付け会社RAMレーティングスは、2019年の国内総生産(GDP)成長率が4.6%、20年が4.5%に減速するとの予想を発表した。米中摩擦などを受け、17年の5.9%、18年の4.7%からさらに減速が続くとみている。ニュー・ストレーツ・タイムズが17日付で伝えた。
 
 産業別では、自動車と不動産の先行きに陰りが出ていると指摘。自動車市場は飽和状態に近づく中で競争が激化しており、不動産業界は小売りスペースやオフィスの供給過多が重くのしかかるとしている。一方、電力や通信、運輸、金融の見通しは安定しているとした。
 
 RAMは、景気の下押し圧力が強い中で、マレーシアは金融緩和や内需刺激によって有事へのバッファーを作る必要があると指摘。20年度予算も今後を左右する一つの鍵になるとしている。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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