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経済
国際

2019年10月10日

WEFの経済競争力ランキング、シンガポールが1位に

 
 世界経済フォーラム(WEF)が発表した経済競争力ランキングで、シンガポールは米国を抜き、141カ国・地域中、最も競争力のある国との評価を得た。得点は100点満点中、84.8で、2位の米国は83.7だった。
 
 WEFによると、シンガポールは12の項目のうち、インフラ、市民が健康的に余命を送れる期間、労働市場で1位の評価を得た。チャン・チュンシン通産相はフェイスブックへの投稿で、「シンガポールのインフラが競争相手より際立っていることを示す結果だ。しかし開かれた経済体として、現状に甘んじることはできない」と書き込んだ。
 
 シンガポールは、金融システム、市場の効率、マクロ経済の安定でも高評価だった。公的機関の質は2位の評価だったが、運用面では抑制・均衡が完全には機能していないとされた。評価が低かったのは報道の自由度で、124位だった。
 
 ランキングの3位から10位は、香港、オランダ、スイス、日本、ドイツ、スウェーデン、英国、デンマーク。香港は3位に4つ順位を上げた。最近の反政府抗議行動が起こる前にまとめられた順位で、金融制度とマクロ経済の安定が評価された。米国は経済活力の項目で最高との評価だった。

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