シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外為市場規模でシンガポールは世界3位、日本は5位

金融

2019年9月17日

外為市場規模でシンガポールは世界3位、日本は5位

 
 外国為替市場の規模でシンガポールは前回同様世界3位にランクされた。国際決済銀行(BIS)が9月17日、外為・店頭デリバティブ市場調査の一環として発表した。BISは3年ごとに調査を行っている。
 
 シンガポール金融管理庁(MAS)を含め53カ国の中央銀行が調査に協力した。今年4月時点の世界全体の外為市場規模は3年前より30%多い6兆6,000億米ドル(約712兆円)。国・地域別順位は、1位が英国の3兆5,760億米ドル(シェアは43.1%、約386兆円)、2位が米国の1兆3,700億米ドル(同16.5%、約148兆円)。
 
 3位シンガポールの取引規模は過去最高の6,330億米ドル(約68兆円)で、シェアは7.6%だった。4位は香港の6,320億米ドル(7.6%)で、5位が日本の3,760億米ドルだった(4.5%、約41兆円)。上位5カ国・地域で全体の79%を占めた。
 
 経済や政治が不安定だと外為取引が増えるのが常で、CIMBプライベートバンキングのソン・センウン氏によると、不安定要素として挙げられるのが、トランプ米大統領の発言、地政学上の緊張、ブレグジット、世界的な金融緩和だ。
 
 シンガポール外為市場で多く売買された通貨は多い順に、米ドル、日本円、ユーロ、豪ドル、シンガポールドル。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP外為市場規模でシンガポールは世界3位、日本は5位