仏グループPSAと地場系の自動車大手ナザ・グループの合弁会社ナザ・オートモーティブ・マニュファクチャリングは17日、「プジョー3008」のフィリピン向け輸出を今月末に開始すると発表した。ケダ州グルンの工場で組み立てるもので、昨年2月にグループPSAが資本参加した後で初の輸出となる。
後に「プジョー5008」も投入し、2023年に同国で4000台の販売を目指す。東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易地域(AFTA)を活用し、東南アジアの他国にも輸出する計画。タイ現地紙の報道によると、タイへの「3008」輸出も近く開始される見通し。
クダ州の工場はグループPSAにとって東南アジア初の生産拠点。ほかにベトナムでは、大手自動車製造・組立メーカーであるチュオンハイ自動車(THACO)がプジョー車を生産している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)