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社会

2019年7月12日

病院やショッピングモールのトイレ、来年からより広く

 
 来年1月6日から、新たに建設される非居住用ビル、また大規模改装を行うビルに、更衣室、トイレに関する新たな規則が適用される。高齢者、介護者、身体障害者を配慮した措置で、こうした施設を快適に利用してもらうのが狙い。
 
 新規則の柱は2つで、1点目は障害を持つ成人や介護が必要な高齢者のための更衣室を建物内に整備しなければならない。更衣室は利用しやすい場所に整備する。2点目はトイレの面積で、電動車いすが操作できるだけの広さにしなければならない。最少面積は1辺が1.8メートル、もう1辺が2.1メートル。現行基準は2辺とも1.75メートルと、利用しやすい場所への整備が求められる。
 
 この規則が適用されるのは、病院など医療機関の施設、インターチェンジなど輸送機関の主要拠点、大型ショッピングモール、教育機関など。これまでの規則では1フロアに1カ所、トイレの整備を規定している。
 
 介護士のエイ・ピュー・ジンは、車椅子を使っている女性の外出に同行し、この女性がトイレを使う際、狭いと作業が大変という苦労を経験しており、規則改正を歓迎すると述べた。

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