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経済

2019年5月21日

機械・電気の輸出増加、来年430億リンギに=産業省

 
 貿易商業省は、機械・電気(M&E)部門の輸出額が2020年までに430億リンギ(約1兆1290億円)に達すると予想している。同部門の輸出額は過去7年、年率平均4.11%で増えており、今後もほぼ同程度の成長が続くと見込む。ザ・サン・デイリーなどが16日付で伝えた。
 
 機械・電気部門の18年の輸出額は406億リンギ。主にシンガポール、米国、日本への輸出が多かった。ただ同部門の輸入は736億リンギで、収支は330億リンギの赤字となっている。
 
 オン・キアン・メン副貿易産業相は、最新技術を使った機械を輸入することにより赤字体質になっていると指摘。輸出を押し上げる必要があるとし、さらに多くの地場企業が機械製造に参入できる枠組みを作るとともに、外国企業の投資誘致活動も活発化させるとした。
 
 同副貿易産業相は、15〜18日開催の機械関連の展示会に参加。第4次産業革命(インダストリー4.0)の適用が遅れているメーカーは、これを適用した他社から学ぶ必要があると呼びかけた。政府は、製造業者がインダストリー4.0を理解するためのプログラムに1500万リンギを投じており、企業はこれを利用すべきと強調した。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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