シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP製造業とサービス業の業況見通し、楽観度がやや低下

経済

2019年5月2日

製造業とサービス業の業況見通し、楽観度がやや低下

 
 製造業とサービス業の先行き見通しは楽観度がやや低下したことが、経済開発庁(EDB)と統計局の調査から分かった。調査では4月から9月までの見通しを聞いた。
 
 製造業ではほとんどの企業が第1四半期と同様の業績を予想している。業況判断DI(改善予想企業の割合―悪化予想企業の割合)は1%だった。6%の企業が改善を予想している。昨年同期の業況判断DIは13%だった。
 
 製造業のうち、最も楽観的なのは運輸工学で、悲観的なのは印刷、雑貨など製造一般。
 
 雇用の傾向は業種によりまちまちだった。バイオ医学(製薬、医療機器)、海洋・オフショア工学は第2四半期に前期より雇用を拡大する方針だ。電子、製造一般では第2四半期に雇用を縮小する計画だ。
 
 サービス業では、4~9月の業況改善を予想している企業は15%、悪化を予想している企業は11%で、業況判断DIは4%と、昨年の8%を下回った。
 
 部門別では、情報技術・通信、卸売、金融・保険で楽観企業の割合が高い。悲観的なのは、小売り、運輸・倉庫、外食産業だった。
 
 第2四半期の売上高DI(前期比)は6%、雇用DIは2%だった。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP製造業とサービス業の業況見通し、楽観度がやや低下