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2019年4月15日

水道使用量の計測、スマートメーターを導入へ

 
 公益事業庁(PUB)はすべての家庭、商工業施設の水道メーターをスマートメーターに替える。まず30万の一般世帯、商業施設から着手し、2023年末までには国内すべての、目視で読み取るマニュアル式メーターをスマートメーターに替える。
 
 スマートメーターは水道使用量を1日数回、自動的に計測し、PUBに伝える。客はスマートフォンにダウンロードした専用アプリを利用し、1日の使用量を知ることができる。使用量が極端に多い時や漏れがある時は通知が送信されてくる。現在、宅外に設置されている水道メーターは160万台で、作業員が2カ月に1回、検針。水道料請求は月1回で、2カ月に1回は推測で請求し、次の月に調整している。
 
 PUBはポンゴルとユーフアで800世帯を対象に試験運用を行い、平均で5%の水の節約を実現した。スマートメーターの代金と設置費用はPUBが負担する。
 
 スマートメーター設置に向けPUBは計測機器、技術、通信プロトコルについてPUBにアドバイスする、先端スマートメーターインフラの専門家を募集する入札を開始した。この後の2020年初頭、メーター30万台の設置に当たる業者を入札で募集し、21年初頭からスマートメーターの設置を始める。

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