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日系企業・社会

2019年3月4日

オムロン、企業向け健康管理サービスで合弁

 
 オムロン傘下で健康機器を開発・販売するオムロンヘルスケアは、予約・決済システム開発などを行うシンガポール企業アイアップスと合弁で同国に企業向け健康管理サービスの新会社を設立すると発表した。
 
 アイアップスが展開する政府系スポーツセンターの予約・決済システム事業を分離独立させ、新会社ハートボイスを設立する。資本金は860万シンガポールドル(約7億円)。アイアップスが70%、オムロンヘルスケアが30%を出資する。
 
 アイアップスが持つアカウント管理や電子決済などのノウハウと、オムロンヘルスケアの家庭用血圧計など健康医療機器や家庭での高血圧管理ノウハウを活用。企業向けの社員健康管理サービスを開発・提供する。
 
 アイアップスは同国政府から委託を受け、国の施策として運営する20以上のスポーツセンターの予約・決済システム「アクティブSG」を開発・運用。同システムを利用する会員の数は160万人を超える。
 
 シンガポールでは近年、年率7%のペースで医療費が増加。うち約60%を企業や個人が負担しており、国や企業が国民や社員への予防医療の取り組みを強化している。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN

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